中山記念2018のデータ 其の9
中山記念2018のデータ其の9 Y
【中山芝1800mコースデータ】
イメージほど枠の有利不利はない
本日は、中山記念の舞台である中山芝1800mのコースデータをご紹介いたします。
イメージほど枠の有利不利はないコース
始めに中山芝1800mの枠順別成績です。
◆中山芝1800mの枠順別成績(2016年以降)
中山芝1800mといえば、内枠有利のイメージがありますが、上記の枠順別成績を見る限り、内、中、外の差はない印象。むしろ連対率、複勝率は8枠が最もいい数字を残しており、内枠より外枠の方が買えるくらいです。フルゲートの16頭立ての枠順別成績を見ても、内枠より外枠の方がややいいくらいなので、中山芝1800mは外枠に入ったからといって割り引く必要は全くないでしょう。
ただ中山記念は開幕週に行われるためか、外枠よりも内枠のほうが好成績を収めています。
◆中山記念の枠順別成績(過去10年)
ご覧の通り、全体的に内枠有利の傾向。近年は少頭数で行われることが多いのですが、それでも内枠のほうが好成績を収めています。6枠以降は【3.4.3.49】(勝率5.1%、連対率11.9%、複勝率16.9%、単回収率13%、複回収率36%)と低迷。外枠の馬は総じて割り引いて考えたほうが良さそうです。
中山芝1800mを得意としている騎手は?
次に中山芝1800mを得意としている騎手を見ていきましょう。
◆中山芝1800mの騎手別成績(2016年以降)
1位はルメール騎手。どのコースでも上位にランクインしている騎手ですが、同コースも複勝率でダントツの63.6%をマーク。単・複回収率ともに90%台をマークしているので、積極的に買っていい数字でしょう。特に関東馬に騎乗した時は【5.1.5.5】(勝率31.3%、連対率37.5%、複勝率68.8%、単回収率95%、複回収率102%)とコンスタントに活躍しています。
2位は戸崎圭太騎手ですが、単・複回収率ともに伸び悩んでおり、特別に得意としているとはいえないか。むしろ馬券的には3位の横山典弘騎手、4位の松岡正海騎手がオススメ。
横山典弘騎手は複勝率31.0%をマークし、単・複回収率ともに100%超え。今年に入っても初富士ステークスで9番人気サトノスティング(単勝42.8倍、複勝7.8倍)で勝利するなど、同コースで活躍しています。
松岡正海騎手も同コースでコンスタントに活躍している傾向。特に単勝49.9倍以下の馬に限ると【6.2.4.21】(勝率18.2%、連対率24.2%、複勝率36.4%、単回収率264%、複回収率141%)と抜群の数字を残しています。
中山芝1800mを得意としている種牡馬は?
最後に中山芝1800mの種牡馬別成績を見ていきましょう。
◆中山芝1800mの種牡馬別成績(2016年以降)
1位はシンボリクリスエス。あまり中山芝1800mのイメージはありませんが、複勝率50.0%、複回収率115%をマーク。勝率、単回収率は低いのですが、3連系の軸なら積極的に買って良さそうです。特に単勝29.9倍以下だと【2.8.1.5】(勝率11.8%、連対率58.8%、複勝率70.6%、単回収率42%、複回収率162%)と数字は全体的にアップします。
2位はステイゴールド。複勝率34.9%をマークし、複回収率121%。シンボリクリスエス産駒同様に勝率、単回収率は伸びませんが、複勝率、複回収率で好成績を収めています。
そのほかでは4位のマンハッタンカフェが優秀。こちらは複勝率33.3%をマークし、単・複回収率ともに100%越え。同コースで行われる中山牝馬ステークスでは16年1番人気2着ルージュバック、17年7番人気3着クインズミラーグロと2年連続で3着以内馬を出しています。