京都牝馬S2018のデータ 其の5
京都牝馬S2018のデータ其の5 K
京都牝馬ステークス2018の予想
最終追い切りも終了し枠順も確定しました。12頭立てと頭数こそ落ち着いてしまいましたが、ミスパンテールやワンスインナムーン、ソルヴェイグなど、重賞クラスで活躍している馬も多いので面白そうな1戦です。それでは傾向や追い切り面からどの馬が台頭して来るのか?分析してみたいと思います。
このレースは2016年から開催時期が移行され距離も1400mに短縮となりました。その為、傾向に関しても同条件で行われるのは今年で3回目。それ以外の過去10年の成績を見渡しても、大穴の台頭は比較的少ないレース。
例えば同じ条件で行われた過去2年を振り返っても…
【2016年】
1着1番人気クイーンズリング
2着6番人気マジックタイム
3着3番人気ウインプリメーラ
【2017年】
1着1番人気レッツゴードンキ
2着7番人気ワンスインナムーン
3着5番人気スナッチマインド
と1番人気が2勝を挙げており連対に関してはパーフェクト。比較的上位人気馬が強いレースになっております。しかし、馬連、馬単に関しては1番人気になっている馬が勝っているのにも関わらず、
3000円~5900円までとソコソコの配当を叩き出しているんです。
それはマジックタイムやワンスインナムーンなど中穴程度の馬が連対に絡んでいる為。傾向としては、今年もその手のタイプの馬を狙って行きたい所。
距離に関しては2016年以降しか参考にならないのですが…その他の傾向で面白いデータが一つ。
御覧の通りですが、勝ち馬は圧倒的に4歳馬が多い。連対率に関しても4歳、5歳までの成績が圧倒的に抜けております。狙うべきは4~5歳馬を中心に。今年の場合は4歳馬5頭、5歳馬が6頭。6歳馬はサザナミ1頭のみ。勝ち馬の傾向的に4歳馬が多いというのは今現在の勢い重視、というレースになっているという事。
今年の1番人気濃厚である馬はミスパンテールでしょう。まずはミスパンテールの最終追い切りから。
54.5-38.1-24.1-11.9
西谷を背にですが一週前CWで好時計、最終は坂路で好時計をマーク。そもそもチューリップ賞でソウルスターリングの2着であり、リスグラシューにも先着を果たしている馬。桜花賞から3戦は崩れましたが2走前から立て直しに成功。その中でのターコイズS制覇は強い競馬だったと思います。脚質的にも京都の外回りコースは合うでしょう。距離短縮に関しては札幌の新馬戦で1500mで強い競馬だったし、そこまで大きな問題では無さそう。このレースでの好走パターンである勢いがある4歳馬だし、鞍上も前走でこの馬を手の内に入れているハズ。こういう馬に騎乗した時のノリさんは勝負強くて心強い。横の比較をしてもヒケを取らない馬だと思うし有力と考えて良さそう。
今回人気の1頭になりそうな1頭ですが京阪杯の敗因がわからない。レースとしても番手追走で展開的にはそこまで厳しいものでは無かった。直線に入っても手応えは良さそうだったのですがズルズルと後退。前走の鞍上だった川田ジョッキーも、最後は進んで行かなかったと言っているんです。
自分でレースを止めている、とコメントしてます。このケースが一番厄介。結局追い切りで走っていてもレースを止める可能性はあるし、逆にいきなり激走する可能性もある。しかも人気の1頭に推される馬。馬券購入者としても取捨選択がかなり難しい…。5歳牝馬であの負け方はどうかな?と思える部分もあるし、もう一度凡走する可能性は高いかもしれないと思うので重視はしづらい。何の不利も無く下がって行った前走が気になる。
ワンスインナムーン
高松宮記念に向けて昨年2着のこのレースから始動。香港スプリントの惨敗は全くの適正外の1戦だったので度外視できる。
最終追い切りの方を見ても…
2月14日南坂路良 一杯
50.6-37.2-24.6-12.0
石橋脩ジョッキーを背に、昨年の自己ベストに迫る時計を計測して来ました。デキに関しては問題無さそうです。この状態ならある程度の結果は出せると思うし、高松宮記念に向けて下手なレースは出来ない所。大目標はまだ先ですが、相性の良いレースでもあるので、勝ち負けしたいレースです。後は新興勢力の4歳馬との比較になりそうです。
デアレガーロ
中山の市川Sで強力な牡馬を撃破してこのレースへ。1600万を勝ち上がった馬なので今回は完全な格上挑戦になります。ただ、前走の時計も優秀だし上がりも優秀。ペースや開催日こそ違いますが、ターコイズSよりも早い勝ち時計なんです。このメンバーに入ると未知数な馬だし、京都での好走歴もない。1400mでの好走歴も無ければまだまだ適正面はわからない。しかし、前走位やれればいきなり通用してもおかしくないかも。ここで好走出来れば今後の可能性も広がるので注目の1頭になりそうです。
という感じで今回の注目馬を中心に分析してみました。
今年の構図としては上がり4歳馬VS実績5歳馬という感じの1戦。どちらを重視するか?によって結果は変わって来そうです。
そこも踏まえて、このレースの好走脚質を見てみたいと思います。
御覧の通りですが後方からの追い込み馬の上位台頭が目立ちます。その手のタイプの馬を重視したい1戦です。好走パターンとしては4歳馬からの勝ち馬が目立つレースなので、以上を重視して狙って行きたいと思います。
それでは、ここまでの条件を踏まえて重視したい1頭を紹介します。
注目馬はこちら⇒デアレガーロ
この馬、いきなり通用してもおかしくないですよ。