シルクロードS2018のデータ 其の3
シルクロードS2018のデータ其の3 M
2018.コース分析
【シルクロードステークス2018】過去10年のデータ分析|追い込み馬が優勢なレース
2018シルクロードステークスを予想する際に必要となる、過去に行われたレースからのデータを分析をしていきます。有利な条件でレースが出来る脚質は先行馬か?差し馬か?またどういったタイプの馬が活躍しているかについても言及していきながら、シルクロードステークスで好走している馬について話をしていきます。
シルクロードステークスは高松宮記念の前哨戦として行われるレースですが…
平坦で行われる京都1200mとタフなコースとして知られる中京の1200mの違いがあるため、あまり結果にリンクしないレースとしても知られています。
ハンデ戦である事も要因の一つかもしれません。
平坦の京都コースで行われるレース、そしてハンデ戦と難解な要素が絡まり、馬券的には一筋縄ではいかないレースとなっています。そんな予想し甲斐のあるシルクロードステークスを攻略すべく、このレースで好走している馬はどのような馬なのか?
過去のデータから好走確率の高い馬を探っていきたいと思います。
シルクロードステークス過去のデータ分析
これぞハンデ戦!1番人気が大苦戦するレース
まず、最初に1番人気馬の成績です。
複勝率が30%、複勝回収率が37%と平均値と比較して著しく低い数字となっています。
ハンデ戦という事を加味してもかなり低い成績となっていますが、一番の要因は高松宮記念で勝ち負けを狙っているような馬がシルクロードステークスに出走しないという点が挙げられます。
GIで人気になるであろう馬は実績を積んでいる馬なので、シルクロードステークスに出走してくれば重い斤量を背負わされます。GI前に重い斤量で走って、故障でもされたら目も当てられず、
有力馬は阪急杯などに回ることが多くなるので、おのずとシルクロードステークスに出走する人気馬は信頼度が落ちます。
ただ、斤量の重い馬が苦戦しているのかというと
一概にそうはいえません。
ハンデ戦でも斤量の重い馬が力を見せつけるレース
次に斤量別の成績を見てみましょう。
ハンデ戦ではありますが53kg以下の馬の成績が最も悪く、57.5kg以上の斤量を背負った馬の成績が最も良い。というデータが出ています。
重い斤量の馬が活躍している舞台と言う事は、スピードを競い合うレースになっていない。と言うことです。
裏を返して言うとパワーやタフさが問われるレースであるという事です。
シルクロードステークスに出走している牝馬の成績を見てみると…
と複勝率17.9%、複勝回収率42%と大苦戦していることからも、牝馬が苦手とするタフなレースを強いられていることが分かります。
4歳馬は大苦戦!好走するのはベテラン勢!
最後に年齢別成績を見てみましょう。
5歳馬と6歳馬が馬券の中心になっていますが、目立つのは4歳馬が大不振であるという点です。
この時期のレースは勢いがあって、ハンデもそれほど重い斤量を課せられない4歳馬の成績が良いという傾向がありますが、シルクロードステークスに関しては逆の傾向を見せています。
シルクロードステークスは平坦の京都で行われるレースですが…その実、かなり激しいレースになり、ある程度のタフさを持っていないと活躍できていない事が分かります。
以上が主な特徴となりますが、脚質面についても少し見てみましょう。
シルクロードステークスにおける上がり3ハロンの順位別成績を見てみると…
となっており、平均値と比較すると若干ですが、前にいる馬の方が優勢であるというデータが出ています。
もう一つ4コーナーでの順位別成績を見てみると
こちらを見ても先行馬(4コーナーで前の順位にいた馬)が優勢です。
差し・追い込み馬を極端に嫌う必要はありませんが、前にいる馬の方にアドバンテージがあるという点は覚えておいた方が良さそうです。
以上が2018シルクロードステークスを攻略するための主たるデータです。
まとめ
シルクロードステークスは高松宮記念の前哨戦ですが…例年、激しいレースが行われており
“タフさを持っている馬、混戦に強い馬が活躍する傾向にあります”
狙うのは消耗戦に耐えられる経験値を持ったベテラン馬。前に行く脚があり、アドバンテージを取れる先行馬。
この条件に合わせて、軸馬を選んでいくといいでしょう。