ジャパンカップのデータ 其の9
はい、どうもです…😁😁
ジャパンカップのデータ其の9
ジャパンカップ2017予想と外国馬/海外馬
週末になればキタサンブラック一色ムードになりそうなジャパンカップですが、外国馬の扱いはどうなのよ?という部分があると思います。どっちみちそこまで人気はしないと思いますし…。ですが結構面白い馬もいるんです。一発ありそうな馬が…。
馬券的な扱いは週末まで考えたいと思いますが、
海外馬の情報が少ないと思うので事前にある程度の把握はしておきたい所。今回は海外馬に照準を合わせて分析してみたいと思います。
アイダホ 4歳牡馬
アイルランド、オブライエン厩舎の1頭。おなじみライアン・ムーア騎手とのコンビでジャパンカップへの挑戦になります。オブライエン厩舎からジャパンカップへの参戦は久しぶりになります。日本でもご存知の方も多いとは思いますがハイランドリールの全弟。アイルランドで新馬勝ちを収めた後、フランスのクリテリウムドサンク(G1)に挑戦。結果は4着。その後はイギリスダービーへのステップレースを使い、イギリスダービー3着、アイルランドダービー 2着と好成績を収めましたが、この2レースはハーザンドに敗れました。
初の重賞制覇はイギリスで行われたグレートヴォルティジュールS(G2)次のイギリスセントレジャー(G1)では断然の1番人気。しかし、騎手が落馬し競走中止。
4歳になった今年。注目はキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)1着は凱旋門賞馬のエネイブル。2着はユリシーズで…。まあエネイブル強すぎですけれども、ユリシーズも強いです。凱旋門賞3着ですし。アイダホもしぶとく伸びたのですが追い込んで3着という内容でした。
その後はアメリカ、フランス、カナダでレースに出走しましたが、人気を裏切る結果が続いております。フランスのレースは皆さんご存知の凱旋門賞です。凱旋門賞で逃げた馬、あれがアイダホです。凱旋門賞では逃げて8着という結果でした。あれはオブライエン厩舎が多頭出しの1戦だったので、チーム戦でこの馬が逃げる形になった。
今回は日本でもそこまで売れる馬では無いと思いますが、仮にキングジョージ6世の時のレースのように差す競馬をすれば、エネイブルはユリシーズの3着に入るレベルの馬ですから通用してもおかしく無いのでは?
日本の高速馬場だったら厳しいかもしれませんが開催後半の東京競馬場。少なからず馬場はタフになっているだろうし、全く適正が無い訳では無さそう。後は6月から連戦が続いている馬なので状態面は気になります。
イキートス 5歳牡馬
ドイツ、グリューシェル厩舎の1頭。昨年のジャパンカップで7着だった馬です。今年はダルマイヤー大賞(G1)を制したポルク騎手とのコンビで参戦。この馬も今年の凱旋門賞に出走していました。日本でもおなじみのシュタルケ騎手とのコンビで。凱旋門賞は7着でした。この馬も人気は無さそうですが昨年のレースを見ればわかる通り、一瞬見せ場を作った馬なんです。ただ、最後に外を伸びた日本馬にやられてはしまったが、それでも2着のサウンズオブアースにコンマ1秒差です。今年の凱旋門賞は明らかにエネイブル1頭だけ強すぎた印象はありますが、2着のクロスオブスターズも3着のユリシーズも結構強い馬です。
その馬相手に7着であれば十分だと思えるし昨年は日本の高速馬場に対して、他馬の方が適正が高かった。キレだと日本馬の方が上だとは思いますが、馬場が渋ればチャンスはあるかもしれません。昨年も着差ほど負けていないですし。
ギニョール 5歳牡馬
ドイツ、カルヴァロ厩舎の1頭。この馬未知数な部分が多い馬ですが、かなり面白い1頭です。昨年のバイエルン大賞と今年のバイエルン大賞を連勝中の馬。バイエルン大賞はドイツのG1ですが今年に至ってはバーデン大賞も勝っており、今現在G1で2連勝中です。海外のG1なので出走頭数は少ないのですが何よりも競馬の内容が良い。昨年のバイエルン大賞まで重賞で連敗していましたが、逃げに転じてからが秀逸。
今年、重賞で2回ほど負けてはいますが相手関係を見れば、まあ納得。今年のバイエルン大賞ではイキートスも下しているしチンギスシークレットまで破っています。チンギスシークレットは日本でもご存知の方は多いハズ。サトノダイヤモンドが出走したフォア賞の勝ち馬です。
それに加えて凱旋門賞では6着の馬。そんな馬を破っている馬なんです。ギニョールは逃げてとにかくしぶとい馬で勝負根性もある。並ばれてからさらに伸びる馬なので、この手の逃げ馬は結構厄介。今回頭数が多くなるのは揉まれてどうか?という点はありますが、すんなりマイペースで行ければ面白いかもしれません。
ブームタイム 6歳牡馬
オーストラリア、ヘイズ厩舎の1頭。今年オーストラリアで行われたコーフィールドカップ(G1)で、
13番人気1着と大穴を開けた馬です。まあ斤量が52キロというのもありましたけれども…。オーストラリアの場合は日本に比べてレースのレベルが低いので、向こうで通用した馬が日本で通用するとはまず考えられない。日本のG1で通用しなかったような馬が向こうで活躍しています。メルボルンカップでは大敗した馬だし、ジャパンカップで背負う57キロという斤量は楽ではありません。今回はさすがに厳しいと思います。
という事で今回の記事では外国馬に照準を合わせて分析してみました。
ブームタイムは流石に厳しい感じはしますが、欧州の3頭は結構面白い馬だと思います。展開次第では上位台頭まであり得るかもしれません。海外馬に関しては情報が少ないのでレースレベルの比較などが重要になります。