福島記念のデータ 其の2
はい、どうもです…😁😁
福島記念のデータ其の2
福島記念2017予想と過去データ、傾向等
エリザベス女王杯の20分前に福島競馬場でひっそりと行われるこのレース。好メンバーが揃った今年のエリザベス女王杯とは違い、馬も騎手も中々シュールなメンバーの1戦になりました。その上ハンデ戦と三拍子揃いました。
1番人気濃厚なのはサンマルティン。まぁ、この出走メンバーであれば勝ち負けしなきゃ、ですよ。しかし舞台は福島競馬場。この舞台だからこそ、という伏兵もいるレースになります。
まずは過去10年の勝ち馬を見て行きましょう。
お、おう・・・。いかにもローカルハンデ重賞の勝ち馬というメンツです。騎手もなかなか渋いメンツが揃っています。しかも過去10年で1番人気の勝ち馬が1頭のみとなっております。ダイワファルコンのみ。
これ、今年のサンマルティン大丈夫ですかね?
次に好走馬のローテーションの確認です。
比較的、格の高いレースから出走して来たメンバーの好走が目立ちますが、まんべんなく好走している馬が見受けられるので、好走パターンがわかりづらい…。特に今年は富士S、天皇賞・秋、秋華賞組からの出走馬が1頭もいない年。相当レベルの低い1戦になる可能性が高いと言う事です。只でさえ今年はエリ女が難しのに、その前の福島記念まで難しいとなると、結構厄介ですよ。こっちの予想くらい楽に終わらせたい。
次に人気順の着別度数を確認したいと思います。
連対率では1番人気が44.4%と高水準。
分母が9なのは2011年の東日本大震災の影響で新潟で代替開催だった為。しかし1番人気の半数が馬券外になっているレースです。さすがに今年のサンマルティンはそんな事ないかな?とは思いますが、伏兵に最後やられる可能性があるのでは?と思っております。
過去データでも中穴の1着数が多いです。サンマルティン頭固定は危ないかも。サンマルティンを軸にするのであれば裏目は抑えた方が良いかもしれません。
次にハンデ戦という事で、斤量に注目してみました。
これ、かなり割れています。最も勝率、連対率が高いのがハンデ51キロの馬。しかし複勝率30%という事で本当にピンかパーという感じです。逆に57.5キロを背負った馬、要するに実績馬です。そういう馬の複勝率が高くなってはいますが、それでも37.5%。そこまで抜けた数字ではありません。58キロを背負った馬は過去4頭が出走し1頭のみ馬券に絡みました。今年58キロの斤量を背負うのはマイネルミラノのみ。さて、どうなるのでしょうか…?
次に脚質の確認。
ここに来て顕著なデータが出て来ました。メンバー中、上り最速を出せる馬の複勝率が90%。小回り福島という事で前目の馬に目が行きがちですが、早い上りを繰り出せる馬の好走率が目立つレースになっております。連対率に関しては60%とかなりの高水準です。上り3ハロン2位の馬ですら50%が馬券に絡んでいます。
狙うのであれば中団に待機出来る馬でメンバー中上り1位、2位を繰り出せる馬。ここまでかなり微妙なデータが多かったのですが、このデータに関しては顕著に表れていると思います。
最後に年齢を確認してみたいと思います。
複勝率トップが3歳馬の42.9%。しかし、分母の数を考えた時に6歳馬も侮れないと思います。
それでは今年の出走メンバーに照らし合わせて行きましょう。
サンマルティン
1600万勝ちから満を持して小倉記念へ。あのレースはNF天栄→厩舎→NFしがらき→小倉と是が非でも勝ちたかったレース。しかし、内を上手く突いたタツゴウゲキにハナ差負けてしまいました。今回のメンバーで勝てなかったらいつ勝つの?と言われるレベルの馬だと思います。ですが、勝ち切れるのか?と言えばヒントになりそうなのが上記のデータ。
上り3ハロンの時計です。
小倉記念の内容を見ると、このメンバーには負けない様なイメージがありますが、例えば前走で一緒に走ったフェルメッツァに差されるイメージは沸きません。しかし全く別路線組の早い上りを使える馬に負ける可能性はあると思います。現時点では数頭逆転候補の馬を見つけました。
ウインブライト
スプリングSの勝ち馬で毎日王冠も着差程負けてはいない。人気の1頭になって当然だと思えるし好走条件が揃っている3歳馬。毎日王冠も、あのメンバー相手に着順程負けていない馬です。ですがヒストリカルには差されているんです。この2頭の斤量差が前走1キロ。今回は3キロになります。普通に考えればウインブライトの方が有利と考えたくなる。しかし、上りの時計はヒストリカルの方が上。2000mという距離でどちらが有利でどちらが不利か?しかし、人気にはかなりの差があると思います。こっちは2番人気想定ですがヒストリカルは10番人気想定。このギャップは予想に組み込みたい所です。
昨年の勝ち馬マルターズアポジーこそ逃げ切りましたが、あの時マルターズアポジーの斤量は54キロでした。この馬の場合、斤量が58キロ。これで逃げ切るのは正直キツイ…。確かに福島も合う馬だし、これだけの斤量を背負わされるのには理由があります。単騎マイペースが叶えば強い馬ですが今回は同型に、軽斤量のプリメラアスールがいるんです。鞍上も酒井騎手でこのコンビが簡単にハナを譲るとは思えない。斤量の影響でプリメラアスールの方が行き脚が付く可能性が高いですし。先週までの馬場傾向で、この馬が有利と考えるのは早計だと思います。
という事で福島記念過去10年データ、傾向を見て来ました。
ハンデやローテーション、脚質などを考えても割れているレースなので、傾向がハッキリしません。しかも1番人気の勝ち馬が過去10年で1頭しかいないというレース。唯一傾向がハッキリしているとすれば、上りの時計を出せる馬の好走が目立つレースだという事。これは人気薄目の馬でも抑えておきたい所です。
さて、今年のこのレースでこの条件に当て嵌まる馬はいるのでしょうか?数頭見受けられます。そんな中で今回イチオシの馬を紹介します。
注目馬はこちら⇒ ショウナンバッハ
常に稍足りない馬ですが、展開の助けがあれば重賞で穴を開けるタイプの馬。年齢を重ねても常に早い上りを使っているのですが何かと恵まれず届かず、こういう競馬を繰り返している馬です。前走も13番人気でしたが重視しました。当然今回も人気は無いかもしれませんが展開次第で突き抜ける可能性もある。